人生が輝く魔法の家計簿

家計簿は、一日一日の自らの投影。何をどんな風に入手したかを考え直すためのツールです。それを使いこなし、お金との関係を円滑にする。魔法の家計簿は、手持ちの金額にかかわらず自らを幸せにする魔法です。

灯台下暗し。店舗の見た目では、その店は判断できない

自分の幸せを追求しだすと、お金の方ばかりを向き、金額ばかりを気にしてたときには見えなかったものに出会えることがあります。
今日はそんな出会いがありました。

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いつもは行かない、橋を渡ったところにある個人商店があります。
そこはスーパーと名がついてますが、昔からある八百屋さんに毛が生えたような古いお店。

昔からそこで営業してるお店のようで、改装とかもしてないし、店の中には所狭しと食品が並べられている小さな店舗。いささか薄暗いので、ここどうなの??と思いつつ、時々買い物してました。

というのもここ、他所では買えない産地のお野菜が置いてある。
それも、他所よりもかなりお安い。だからいつも混雑してるのかな?と思ってたんですが、どうもそれだけじゃないみたい。


この店は、橋向こうに用事があるときだけ、たまーに立ち寄って買い物してました。うちからはそう遠くはないんですが、橋を渡らなければならないので、自転車だとちょっと大変で行くのが億劫なんですよ。

で、今日もそんな感じ。橋の向こうに行ったついでに、白菜食べたいな、と思ったので、ちょこっと立ち寄り、白菜買うついでに、一度店の中をきちんと見ようかな、と。
朝ごはん食べてなくて、おなかすいてたのもあるし。

で、店内をちゃんと全部見て回ったら、品揃えが半端なかった。
5等級の飛騨牛は置いてあるし、北陸・東海のお野菜は豊富だし、魚売り場では、昔ながらの魚屋風のおやじが元気よく魚捌いていて、お刺身やお魚も鮮度がよさげ。お惣菜も、ここで作ったものを買うことが出来るので、変に添加物の心配しなくて済みそう。

なんだけど、よくある大手スーパーよりも安いな、と感じる。

遠い昔に、こんな感じの店で成功してたところがあったっけ。
店内を見ながら、買い物をしながら、思い出していました。

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思い出したのは高校生の頃の事。

うちの母親が、親戚の叔母の紹介で、一時期八百屋さんでパートをしてました。
そこは、店舗らしい店舗はなくて、お店がテントなの。運動会などではられている大きめのテントのお屋根の下に、所狭しと野菜が置かれている八百屋さん。ダンボールにマジックで値段を書き、元気な親父さんが野菜を売ってたお店でした。

いつも新鮮なものが他所よりも安く買えるから、いつもお客さんがいっぱいでした。
飲食店関係の人も買いに来てたみたいです。近くにスーパーマーケットがあったんですけどね。そこの駐車場に車を止めて、買いに来てた人もいました。

建物がないのにすごいなー
と、その程度にしか高校生の自分は思ってなかったんですよね。


でもそこの親父さんは、後で聞いたらその業界じゃかなりすごい顔利きの人だったらしい。店舗を構えていた場所は元々スーパーマーケットの土地で、スーパーマーケットとはそういう契約してたとのことでしたし、

市場では一番いい野菜をいつも卸してもらってたり、ホテルや料亭などに接待でお呼ばれしたりが結構あった人だ、と、パート時代の母から聴きました。その関係で、うちの両親も一緒にホテル接待を受けたことがあって、スイートルームが豪華すぎて落ち着かなかったと言ってました。

いやーさー、わかんないよねー見た目だと。
でも、ずっと長くやってるところだとアリかもな、と思います。


店以外でもなんですが、そういうのって、見た目じゃないんですよね、多分。そこもね、建物はボロッボロなの。決して快適な作りじゃない。


だけど、いつ行っても混雑してる。そして、いつ行ってもお店の人が忙しそう。
地域に根ざした店なんだろうな、老舗なんだろうな、なんて思いました。


灯台下暗し。

見た目で判断はあきませんな。
と、反省しつつ、そんな誤算がとても嬉しい^^


一応これはメンタルから見た家計簿ブログなので、最後にお金と絡めて纏めますが。
たぶん、このお店相当儲かってると思います。

・設備は多分昔からそのまま
・建物もそのまま
・使えるスペースは、とりあえず台とダンボール箱に値段書いて商品置いて売る
・ちゃんとしたものが置いてある
・惣菜やサンドイッチはお店で作ったものが置いてある
・お客さんはいつも多い

投資(支出)として出ていくお金が少なくて、お客さんが毎日のように多ければ、そこそこ安くても利益は確実。おまけに、いい物を仕入れてられるから、買い物するわたしも、儲かるお店もしあわせ♥


いい店が近所にある。そこに、欲しいものが置いてある。
そういうところで気に入った品物を買うときの心息って、お金に乗っかって循環し、自分の手元に喜んで帰ってくる。

家計簿って、そういうもののリストでしょ?
なんて、無理やり纏めます(笑)

今日は、そんな感じです。