人生が輝く魔法の家計簿

家計簿は、一日一日の自らの投影。何をどんな風に入手したかを考え直すためのツールです。それを使いこなし、お金との関係を円滑にする。魔法の家計簿は、手持ちの金額にかかわらず自らを幸せにする魔法です。

家計簿をつけながらやったこと① ネガティブさを感じた部分は、徹底的に考えた

家計簿をつけているそばから、結構いろんな事を考えたり感じたりしている。
それに気づいたときにわたしは、

・ここを徹底的に見直していけばいいんじゃね??


と気づき、メンタルツールとして家計簿を使うことにしました。

経済観念は、一度、メタメタに破壊されているので、
付けながら感じる感覚は、悲しくなるほどネガティブが多かったです。


これ買ったらお金なくなっちゃうーと言いながら、もやし1袋20円で悩む、とかね。
手元にちゃんとお金有るのに、です。
だから、見直しました。

 

  • それは今、本当に必要か


最初はここから始めました。

  • 本当に必要なものだけを、揃えることを心がける。
  • だから、今必要なもののメモを作り買い出しに行く。

不安が強すぎたのもあり、決して、あやふやなまま買い物をしないようにしました。

それを心がけて家計簿をつけ、見直すを繰り返す。

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しばらく続けていると、

  • 自分がどんな時にどんな基準でものを選んでいるか

その傾向が見えてきました。
そうすると、心って安心するんですよね。

心が不安なときって、わからないから不安を感じる。
そういうメカニズムがありますから。

心が安心してから、少しづつ余裕が出てきました。
余裕が出てきたからと言って、無駄遣いはしませんし、できません。
手持ちの有る無し以上に、解消していない罪悪感が半端なかったからです。

ですが、余裕が出たことによって、モノを選ぶ基準が変わりました。
何かを買う時に、値段関係なく、気に入ったものやこだわりのあるものを選ぶ事を心がける。


そうじゃないもの、日々使うものなどはそこまで拘らなくてもいいけれど、こだわれるなら、こだわりたいなぁ。

そう思いながら、買い物をする事を意識してみました。
が、意識してみると結構こだわっているものですね。
日々の買い物でも、

  • これはこのスーパーで買う
  • お野菜や卵は直売所で

とか。結構こだわりがあることを、改めて実感しました。
ただ、着るものやキッチン用品、小物などは、以前からそこまでのこだわりがなくて。

  • 必要になったら買う、でいいや。

と妥協していた部分が、結構大きかったんです。
でも、

  • 気に入ったもの以外は買わないようにしよう

そう決めて意識していったら、気に入ったものに出会いやすくなりました。
そして、気に入ったものがすぐに手に入るようになったようなΣ(゚Д゚)


こんなに、意識するだけで変わるんですね。
しかも、


必要なもの=気に入ったもの、こだわったもの

にしただけで、心は満たされ、お金を使わなくなる。余計な買い物はしなくなる。

日頃から気に入ったモノたちを選び、お気に入りのモノたちに囲まれて生きる空間ができるので、心満たされる日々を送れます。

結果的に、自分の好きなものたちに囲まれる環境を作ることができる。
これって、買い物をする度に自分が満たされる、納得の行くものだけを選ぶようになるか、お金を大切にすることに繋がんですよね。


ずっと続けていて、ようやくそこに気づけました。


結果的に、お金が手元に残る、お金に好かれる体質に変わります。

家計簿を通して向き合ってきたもの。それは、お金を通して垣間見える、人との関係性でした。

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ずっと不思議に思ってたんです。
 
  • お金の有るナシ
  • 成功しているかしていないか
  • 年収や勤務先
  • 学歴
 
等などで、誰かを値踏みするような言動や風潮に。
これは、小さい頃から感じていたことでした。

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それを周囲の大人たちに聞いて回った4歳の頃。
思いっきり叱られて、あたまごなしに怒鳴られた記憶が、それはそれは生々しく残っております。
 
そして、疑問は払拭されず、そういうものだと言いくるめられ、納得しないまま大人になったわたし。
 
結局、この考え方が自分にとっては全く合わず、合わせようとすればするほど酷い目に遭う。そんなループにドハマリしたままでした。
 
酷い怪我を負うまで、目が覚めなかったっていう。

それだけ親親戚の言っていた呪いは強力だったってことです。

そして、そうじゃない環境に飛び出るほどの勇気を持つ、それだけの余力が残らないほど、頑張りすぎたわけですよ。

 
だから、家計簿つけながらその呪いに気づいた時に、徹底的に向き合いました。
 
なぜ、こうなったのか。
なぜ、心が満たされなかったのか。
金銭的な成功を一度でも味わい、そこそこ自由に旅をしたりいいホテルに宿泊したり、海外と日本を行ったり来たりしつつ暮らしても不安が拭いきれなかったのか。
 
付けているうちに、どんどんと見えてきた現実を噛み締めました。

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そうして、家計簿を通して見えてきた事実に基づきやった事は至ってシンプルでした。
 
  • ネガティブさを感じた部分は、徹底的に考えた
  • ちょっとでも嫌だ、と感じたことは辞めた
  • 自分が喜ぶ事(習慣)は、どんどん残した
  • 自分にご褒美、につながるような買い物をしたときは、その大元になる出来事を棚卸し、改善した
 
ざっと思いつくだけで、こんな感じですかね。ざっくりとなので、多分、もっとあると思います。
 
上記を、もっと大きなくくりでまとめるなら
 
自分の人生で行ってきたごまかしを一切やめる
 
これに尽きるかな。リクエストを頂いているので、次記事からはこれをさらに詳しく、事例を入れつつ書いてゆこうと思います。

家計簿でメンタルを見直したきっかけ

それは、家計調査に選ばれたこと。

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今年に入ってから3ヶ月、この家計簿にたくさん書きました。
そして、たくさん計算しました。


最初は義務だし、一度家計をきちんと見直してみよう。
というくらいの軽い気持ちで、つけ始めたんです。

けど、つけているうちに気がついたのは、
書きながらいろんな事を思っていること。

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家計調査の家計簿って、こんなにざっくりしたものなので
結構、おおざっぱに記載できるんですけども。

家計簿をつけながら湧き上がる、心の声や感情が面白かった。

・購入時に妥協したものを書く時、その時のがっかりした思いや
もやもやを思い出す

・購入時に気に入っているものや納得しているものを買う時は
その時の気持ちを思い出す

書きながら、そんな追体験をするとは思わず、
気づいたときには、いささかびっくりしました。

まぁいいや、と妥協して選び購入した場合は

なぜ、がっかりするのに買ったんだろう?と悩んだり

なぜ、妥協した?
なんで、こんなものを買っちゃったんだろう・・・
とがっかりしたり。

憤りが湧いたり、結構ネガティブにもやもやしてました。

逆に、気に入ったものや、いいものが手に入ったときなどは

いい買い物ができて満足だったり
その時の、ハッピーな気持ちが思い浮かんだり。

それで気づいたんですよね。
これが、自分の持っている

ものを選ぶ時の価値基準だ、と。
つまり、

適当に選んで財布を開いているわたしは
自分の本音とは裏腹に、どこかで何か妥協して生きてるな。
自分に正直じゃないな。と。

そんな事に、気づいた時は驚きました。

お金にまつわる書籍は散々読んだし
それにまつわる勉強もいろんなところでして来たので
それなりに出来ていると思ってたしわかっているつもりでした。

お金に関するメンタルブロックも、かなり取ってきたし
そういう施術も受けたことがあるので、自分ではもう

「ない」

つもりになっていました。

でも、目の前の帳面に書き記した時に湧き上がった感情やストーリーは、
ごまかしようがありません。

だから、降参しました。嗚呼、これが自分なんだ、と。
これが恐らく、自分の持つ価値観と真っ向から
正面切って向き合った最初なんじゃないかと思います。

なので、腹をくくり見直すことにしました。
お金に投影していた、自分の価値基準。

自分が財布を開き、お金を払うその時に

・どんな理由でそのものを選び
・どんな理由で入手するのか。

ここに、今の自分を作っている何かがあるんじゃないだろうか。
そう思ったので、家計調査が終わっても続けることにした次第です。

 

家計簿が教えてくれるもの、それは自分という人間の価値観

「あなたは金遣いが荒い」
「無駄遣いばかりする」
「お金の管理が下手」

上記は、記憶の始まりから、親にずいぶんと言われ続けてきたことでした。


何をしても駄目だと言われ、何を選んでも馬鹿にされる。
そんな風に扱われて育った青春時代がありました。

その後、お付き合いしたパートナーなどからも

「あなたは金遣いが荒い」
「無駄遣いばかりする」
「お金の管理が下手」

と言われ続ける生活を送りました。

実際、それで悩んで病んで仕事ができなくなったりやめたりしたことも多々あります。
一時期は、薬を十種類以上服用し、自殺願望があり、日々とても辛かったこともありました。


家計簿をつけ始めた理由。
それは、親や元パートナー達の言う通り、

・本当に自分の金遣いがダメダメだったのか
・無駄遣いばかりしているのか
・お金の管理が下手なのか

等など。
これを、見える形で検証し、じっくりと考えたかったからでした。
けど、実際つけてみてわかった事、見えてきた事は違ってました。

・自分にとって必要なものを手に入れているし
・気に入ったものも手に入れているし
・気分だけで、無駄にあれこれ購入していない

こんな風に、思う以上に配慮してお金を使っていました。
そしてそれを、目に見える形で家計簿は証明してくれました。

では、なぜ、

「あなたは金遣いが荒い」
「無駄遣いばかりする」
「お金の管理が下手」

等という事を、親や元のパートナーは言ったのか??
今はもうわかりませんし、わからなくてもいいと思っています。

なぜなら、この発言に根拠がない。
その事実を、家計簿は如実に語ってくれました。

のみならず、家計簿を通して見えてきたものがあります。
それは、自分の価値観。

自分が、何を大事にしていて、何が嫌なのか。
何が好きで、何が嫌いか。


感情とともにそれらを真正面から眺めて


・大事なものを大事にし
・嫌なもの、嫌いなことなどは遠ざける


等などを、正直に認め、ひとつひとつを実践していきました。
時には、人との関係、お付き合いそのものをやめたこともあります。


おかげで、だいぶ生きやすくなりました。
そして、自分に必要なものが本当はとても少ない事を知りました。


結果、お金との付き合い方も変わりました。
お金に投影し、お金のせいにしていたあれこれを手放すことで
お金といい距離感を保ちながら暮らし、そして手元に残る生き方。

稼いで上限を増やすこととは異なりますが、
お金のせいにするのをやめ、自分を知り、そして心のままに生きることで
とても満たされた、そんな生活ができるようになりました。


ここでは、そんなわたし自身が経験したことを
ひとつひとつ、を纏めてゆこうと思います。

療養中のため、更新はゆっくりペースになると思いますが

どうぞお付き合いください。よろしくお願いします。